人生百年時代といわれる現代。どのような老後を過ごしたいとお考えですか?
元気に楽しく充実した毎日を過ごせるのが一番ですが
いつまで元気でいられるのか、この先、ひとりなったら...? など老後にはなにかと不安がつきまとうものです。
特にお金に関しては、「公的年金だけで生活できるのか」と心配される方も多いでしょう。
老後費用の不安を解消し、将来に備えるために「ライフプラン」を作成するという方法があります。この記事では、この「ライフプラン」について、メリットや計画の立て方、気を付けるべきポイントなどをまとめて解説していきます。
ご自身、ご家族のこれからの生活や起こりうるライフイベントなどをおおまかに予想し、収入、支出などをお金に関する計画を立てることを「ライフプラン」といいます。ライフプランを立てておくことで、将来、大きなイベントの際にお金で困る事がないように対策や備えができます。
1.お金に関する不安点を可視化
ライフイベントで発生する出費や生活費、医療費、そのほかの費用の必要な額がイメージしやすくなります。漠然としたお金の不安に対して、対策をとることができますし、安心にもつながります。
これからの人生で起こりうるイベント※イメージ
たとえば、 ●子供の独立 ●孫の誕生 ●定年退職 ●ご自宅のリフォーム
●介護施設に入居 ●お葬式 など...
2.財産の把握ができる
1でたいだいの出費額がわかれば、残る財産はどのくらいなのか現状を把握することができます。
そこから月々の生活費の設定をしたり、介護施設を選んだり、葬儀費用の準備をしたりと、今後のお金の使い方を具体的に考えることできます。
より正確なライフプランを立てるために、気を付けるべきポイントがいくつかあります。
たとえば医療費ですが、加齢に伴って身体も弱り体調を崩しやすくなります。そのため、医療費も毎年同じ額にしておくのではなく、年々増加するということを頭に入れて計算をしておく必要があります。
今はお元気でも将来、介護が必要になる場合もあります。その場合の自己負担額(1〜3割負担)も入れておくとより正確な計算ができます。
介護施設に入居する際ですが、その場合、収入より施設の利用料が高くなることがほとんどです。計画を立てる際に、施設入居費や利用料の支出額を計算に入れておきましょう。
1 現状の把握
年金などの収入や預金と、現時点の生活費を書き出して資産情報を把握します
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2.どんな暮らしがしたいかイメージを膨らませる
将来的には施設に入るのか、どのように過ごしていたいか、どんなことを達成したいか
思い描く老後を書き出してみましょう。
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3.ライフプランを作る
ご自身で計画を立てることもできますが、見落としてしまいがち専門家のサポートを
受けながら計画を立てていくことをおすすめします。
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4.将来に備える
ライフプラン完成後に老後の資金を見直せば、安心して日々を過ごせます。
老後のお金への漠然とした不安を抱え、何から手を付けたら良いのかわからない状態では、楽しく充実した毎日を過ごすことはできません。
「終活をしようと思ってはいるが、なにから始めていいかわからない」という方は、はじめにライフプランを立ててみることをおすすめします。これから必要な費用はどのくらいか、いくら貯めておく必要があるのか、具体的に対策を考えることができます。準備がしっかりと整えば、心にも余裕が生まれますし安心して日々を過ごすことができるでしょう。ライフイベントが起こるタイミングやその内容は人それぞれのため、万人に当てはまるものはありません。自分だけでは作成が難しいという方は、専門家にご相談ください。
参考文献 「淑女のミカタ名古屋版2021」/朽木瑛浩 編集:吉田清子