2023年9月26日(火)伏見の電気文化会館(名古屋市中区栄2丁目)にて「終活」セミナーを開催しました。
新型コロナウィルスの流行以降、座席間隔をあけるなど人数を減らして開催して参りました。今回は100名様定員のところ、108名様のご応募があり、久々にコロナ禍以前の盛況が戻ってまいりました。まだ暑さの続く中、ご受講いただいた皆様、ご参加ありがとうございました。
「終活セミナーってよく聞くけど、実際に何をするんだろう。」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。まず簡単に終活セミナーについて解説します。
セミナーの形式としては「座学型」と「体験型」とあります。
「座学型」...講師がスライドなどを使って、質疑応答を交えてお話しする形式
「体験型」...実際に棺に入ってみたり、遺影写真の撮影会がある、など受講者参加型のもの
セミナーによっては無料であったり、参加費がかかったりと様々ですので、まずは無料のものに参加してみるのもいいかもしれません。
ちなみに一柳の終活セミナーは、知識向上のための研修型の形式をとっています。参加費用は無料です。受講者の方は、講師の話を聞きながら、資料に書き込んでいただくかたちです。セミナー後には個別相談のお時間を設けておりますので、セミナーについての質問やお葬式の相談などにもお答えしています。
今回のセミナーでは、第一部「お終活のススメ」と題しまして、葬儀費用や葬儀のあとに必要な手続き、エンディングノートなど、元気なうちにどう備えるのか、といったお話をさせていただきました。また第二部では、司法書士・行政書士の南舘哲也先生より「令和時代の相続」についてお話しいただきました。さらに名古屋法務局からのご案内として、「相続登記義務化」についてのお話しがありました。この記事では、終活セミナーの内容、会場の様子をレポートしていきます。
今や、人生百年時代、誰もが「お終活」をする時代です。なぜお終活が必要か。それはご逝去に関連する必要な手続きは非常に多く、煩雑だからです。遺されるご家族や周りの人に大きな負担をかけないために、ご自身が生前にできる準備をしておくことがお終活の第一歩です。
では、どうやって終活を始めればいいのだろう、と躊躇されてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでおすすめしているのが、エンディングノートを書くということです。セミナーでは、エンディングノートに書く内容、エンディングノートを残す際の注意点などをお伝えさせていただきました。
エンディングノートについては、以下のコラムでも紹介していますのでご参考にしてください。
お役立ちコラム|はじめよう!エンディングノート >
その他、お終活のお役立ちチェックリストなど、お終活のポイントをお話しさせていただきました。
セミナー第二部では、司法書士・行政書士の南舘哲也先生より、「令和時代の相続」というテーマでお話しいただきました。遺言に関する法律や遺言書の種類、相続関連の新制度など、専門家からの貴重なお話を聞くことができました。
また令和6年4月1日から相続登記の申請義務化に合わせて、名古屋法務局民事行政調査官の中西氏より、所有者不明土地問題と民法等の改正について教えていただきました。
セミナー後の個別相談では、一柳、司法書士・行政書士の南舘先生がご受講者様の個別の相談に対応させていただきました。ご受講された方々が列をなして、熱心にご相談される姿が見られ、お終活への関心の高さが伺われました。
いただいたアンケートをいくつか紹介させていただきます。
・とても詳しく説明して頂き、漠然と考えていたが改めて考えなくてはと思った。(70代女性)
・跡継ぎがいないため、墓・納骨の対応を考える機会になった。(60代男性)
・家族がいないので、誰に頼むかを真剣に考えねばと思いました。(60代女性)
・初めての葬儀終活セミナーの参加ですので、知らない事ばかりで今後の参考にしたいと思います。(70代女性)
セミナーに参加することで、新しい情報が得られますし、はじめの一歩を踏み出すきっかけにもなります。また専門家へ直接相談することで、日頃感じている疑問を解決できる機会になります。
新聞やチラシなどで気になるセミナーがあれば、参加されてみてはいかがでしょうか。一柳では毎月終活セミナーを開催しておりますので、お気軽にご参加ください。
セミナー日程については以下のページをご確認ください。