お葬式をするうえで、もっとも分かりにくく、心配になるのが「葬儀費用」についてではないでしょうか。お葬式を手配する、喪主になるということは、そう何度も経験するものではありません。「何に、どのくらいの費用がかかるのか」分からなくて当然のことかと思います。
　今回のコラムでは、葬儀にかかる費用の内訳（内容）と、広告などでよく見かける葬儀の「セット価格」の注意点などについて解説していきます。

葬儀費用の内訳

　葬儀にかかる費用は次のような内訳になっています。

　　　

　これらの項目を合計したものが「葬儀費用」となります。

「○○セット（プラン）」だけでは葬儀はできない？

　葬儀社の広告などを見ると、「葬儀一式○万円」「家族葬祭壇プラン○万円」といったパッケージ価格で表示されているものをよく見かけます。一見シンプルで分かりやすく「この価格でできるなら、このプランでいいか」と考える方も多いでしょう。
　しかし、このセットの金額だけでは十分ではないケースがほとんどです。「この金額でできると思ったのに、後から追加の費用を請求されてしまった」というトラブルも起きています。こういったトラブルを防ぐためには、セットには何が含まれていて、何が含まれていないのかを確認する必要があります。
　一般的には「葬儀一式」や「○○セット（プラン）」の中身は、葬儀に最低限必要なサービスや用品が含まれていますが、葬儀社によってセットの内訳が異なります。
　葬儀社から資料を取り寄せる、事前相談を利用するなどして、セットの内訳と費用を確認し、総額でいくらになるのか見積もりを取ることをおすすめします。

サービス料とは？

　葬儀費用と一言でいっても、祭壇や棺以外にも、目に見えない費用が含まれていることを知っておきましょう。ご遺体の処置、搬送、納棺、式場の設営、葬儀・告別式の準備、運営、その後の法要、アフターフォローに至るまで、葬儀社のスタッフが関わるすべてのサービスが含まれた料金が「サービス料（人件費）」です。サービス料が葬儀費用にどのように含まれているかについては見積もりの際に確認してみてください。

　お葬式はやり直しがききません。納得のいくお葬式を行うためには、葬儀費用の内訳を知り、予算内におさまるよう自分にとって必要なもの、そうではないものを選ぶことが大切です。葬儀社によってプランに含まれる内容はさまざまですので、気になる数社から見積もりをとり、比較してみることをおすすめします。
　一柳では、毎月無料の斎場見学会・相談会を開催しております。千種区と天白区に斎場がございますので、ぜひ一度お気軽にお越しください。

見学会・相談会の日程ははこちらからご確認ください。

（投稿：2023年4月20日）