以前ご紹介した「通夜」とは?に引き続き、「葬儀・告別式」について解説してまいります。ご臨終直後で悲しみも深い中、喪主、ご遺族はやるべきことが多く、非常に大変ですが、故人との大切な最後のお別れの時間を、少しでも多くお持ちいただくために精一杯お手伝いさせていただきます。
今回の記事では、「葬儀」から「出棺」までの流れ、気を付けるべきことなどについて解説いたします。
葬儀は故人を「弔う」宗教儀式です。ご遺族・ご親族そして故人と特に関わりの深い方を中心に行われます。参列者を限定したり、時間を告別式と分けて行う場合もあります。
一方の告別式は故人とかかわりにあった方々に最期のお別れをしていただく機会です。仏式では、焼香をしていただくことが一般的です。葬儀と告別式は同時に進行される場合と時間差で行われる場合があります。
通夜が終わり、弔問者がお帰りになられた後、葬儀社と最終打ち合わせを行います。
<確認事項>
●焼香順序
●弔電(奉読分)の選定
●「出立ち(葬儀前の食事)の手配数
●火葬場への同行者の人数と車の手配
●留守番の依頼
●初七日法要の参加者と食事・引き出物の数量
葬儀のお手伝い(受付、会計係、会葬礼状渡し、食事接待係等)の各係は、できれば通夜から引き継いで同じ方にお願いして打ち合わせをしておいた方がよいでしょう。
ご葬儀の当日は、葬儀社の担当者が事前の打ち合わせに基づいて、準備とご案内をします。
1.受付準備
各係の方が到着されたら、遺族よりご挨拶をいただき、受付備品など各用具の確認、会葬礼状や粗供養品の
内容、数量を確認して各担当の任務についていただきます。
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2.ご寺院到着
寺院控室へご案内します。喪主は挨拶をします。
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3.葬儀前の食事
ご遺族・ご親族をはじめご寺院、各係の方々に出立ち(葬儀前の食事)をとっていただきます。
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4.着席
開式15分前に着席案内をいたします。ご遺族・ご親族はご焼香順に着席、その後担当者が会葬者を席に
ご案内します。
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5.ご寺院入場・開式
司会進行役が開式を告げます。ご寺院より読経(勤行)を始めていただきます。
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6.式次第
宗派によって多少の違いがあります。例えば次の通りです。
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7.焼香
ご焼香は導師焼香後、焼香順位に沿ってご案内します。
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8.閉会・ご寺院退場
司会が閉式を告げ、ご寺院退場をもって儀式は終了します。
葬儀終了後、柩を式場中央に移動し、故人と最後のご対面をしていただきます。
お花や故人の愛用品などの副葬品を一緒に納め、お別れをします。
※副葬品につきましては、柩にお納めいただけないお品もございます。担当者にお尋ねください。
遺族は会葬者に向かって整列し、喪主は位牌を持ち「喪主の挨拶」をします。その後「出棺」にあたり、お孫さんや親族の方にてお柩をご捧持をいただき、霊柩車にお載せします。火葬場行きの霊柩車には、通常、喪主が乗ります。同行遺族・親族は、ハイヤー・マイクロバスなどに乗り、霊柩車の後に続き火葬場へ向かいます。
以前ご紹介した「通夜」とは?に引き続き、「葬儀・告別式」について解説してまいりました。今回ご紹介した葬儀の流れはごく一般的な式の場合ですが、会葬者が多い場合、お急ぎの方が多い場合などさまざまな状況に対応いたします。
一柳ではどのような場合においてもご遺族、ご寺院、会葬者の方々に細心の配慮をし、滞りのない式進行を心がけております。
(投稿:2022年8月29日)