名古屋の葬儀・永代供養・納骨堂は一柳葬具總本店
人が亡くなると、葬儀を行い火葬し、お墓に納骨します。亡くなられた後、お墓参りをすることで故人との繋がりを感じることができます。昨今ではお墓に対する価値観の変化から、「お墓を持たない」という選択をする人が増えています。供養の方法は、先祖代々継承するお墓だけでなく、樹木葬や納骨堂、永代供養墓、散骨、手元供養などさまざまな方法があります。
今回のコラムでは、お墓選びについてご紹介します。
日本では先祖代々のお墓を継承して、同じ墓石の下に遺骨を安置することが一般的です。しかし、その考え方が変化していることが、お墓選びサイト「いいお墓」のアンケート結果から分かります。
<購入したお墓の種類>
1位 樹木葬(51.8%)
2位 納骨堂(20.2%)
3位 一般墓(19.1%)
購入したお墓は、樹木葬が調査史上初めて、過半数を占めました。一般墓でも、墓じまいがセットになっているもの、永代供養付きの墓を選択したという回答がありました。お墓を持つ方の中でも、跡継ぎ不要のお墓を選ぶ方が存在しているのです。
<購入したお墓の跡継ぎについて>
1位 跡継ぎ不要の墓を購入した(41.4%)
2位 跡継ぎがいる(33.8%)
3位 跡継ぎがいない(17.0%)
購入したお墓の跡継ぎについての設問では、跡継ぎが不要もしくは跡継ぎがいないという回答が過半数を占めています。お墓を受け継いでいくことが当たり前ではなくなってきているようです。
このように、「老後を子どもと一緒に過ごす」ことが当たり前ではなくなってきた現在では、お墓のあり方が変化しています。
お墓離れにはいくかの原因が考えられます。
1.お墓を購入するためには、永代使用料、墓地管理費、墓石費用が必要です。
お墓に対する価値観の変化と共に、これらの費用を負担に感じる人が増え、お墓を持たないという選択をする人が増えています。
2.都市部や人口密集地では、土地が限られているため墓地の価格が高騰しています。
それによって、お墓を購入する際の経済的なハードルが高まっています。
3.核家族化、単身世帯の増加など、昔に比べて、先祖代々の土地で暮らすということが少なくなりました。
そうすると、お墓を訪れるのは、年に一度だけという方も珍しくありません。
同じ土地に住み続けることが当たり前ではなくなり、遠方にお墓を持つことが難しい場合があります。
先祖代々の墓を子孫が受け継いでいくというこれまでの慣習が薄れつつあります。
4.樹木葬、納骨堂、永代供養墓、散骨など、一般墓以外のさまざまな選択肢が一般的になってきました。
これによって「お墓を持つ」という価値観が変化しつつあります。
ご自身のお墓を検討するときは以下のことを考えてみましょう。
1.お墓の種類
一般墓、樹木葬、納骨堂、永代供養墓、散骨などさまざまな供養方法があります。
それぞれメリット、デメリットがありますので比較して検討する必要があります。
2.お墓にかかる費用
主な費用として、永代使用料、墓地管理費、墓石費用が必要です。
選択するお墓の種類によって費用が大きく異なります。
3.お墓の継承者の有無
継承できる人がいるかどうかはお墓選びに大きく影響します。
また継承者はいるが負担をかけたくないという理由から、継承の必要がないお墓を選ぶ方が増えています。
4.ご自身の希望や気持ち
お墓に対するご自身の希望や気持ちを考えてみましょう。
しっかりとした形のある墓石で心のよりどころとして存在してほしいと考える場合には、一般墓を選ぶ方が多いです。
通うのが難しい場合は、手間のなるべくかからないお墓であることが重要視されるでしょう。
お墓は単に遺骨を納めるだけ場所ではなく、故人と繋がれる場所でもあります。一生に一度あるかどうかのお墓選びは後悔のないようにしたいですね。専門家などに相談してアドバイスをもらうのもよいでしょう。一柳では、イチヤナギ倶楽部会員様向けに、信頼できる専門家と共に幅広いサポートをさせていただいております。ぜひ一度ご相談ください。
(アンケート結果引用元)
調査名 :第14回 お墓の消費者全国実態調査(2023年)
調査対象:2022年1月から同年12月にお墓探しの総合情報サイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方
調査期間:2023年1月13日(金)から1月29日(日)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:660件
https://guide.e-ohaka.com/research/survey_2023/
(投稿日:2023年11月13日)