名古屋の葬儀・永代供養・納骨堂は一柳葬具總本店
現在の日本では、多くの方が病院で最期のときを迎えます。
亡くなられた後、葬儀社が決まっていない場合には「病院から出なくてはならない、急いで葬儀社を決めなくては...!」と焦ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、病院で亡くなった後の一般的な流れや、葬儀社が決まっていない場合に気を付けることなどについて解説します。
1.医師による死亡確認と清拭
医師による死亡確認の後、看護師がご遺体の清拭(せいしき)※を行い、死後の処置を行います。
※清拭・・・ご遺体の全身を拭き、清めること
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2.ご遺体の着替え
通常、病院で用意した浴衣に着替えさせますが、売店での購入が必要な場合もあります。
故人に着させてあげたい衣服がある場合は、金属のボタンなどがついているものは
火葬のときにお骨に付着してしまうことがあるため、避けるようにしましょう。
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3.病院から出るための手続き
病室にある私物の運び出しや、受付での入院費用支払を済ませます。
(※時間帯によっては後日でも可能)
担当医より死亡診断書を受け取ります。
◆すでに葬儀社が決まっている場合
「葬儀社に依頼済みです」と伝えましょう。葬儀を依頼する葬儀社へ連絡を入れ、迎えを待ちます。担当者が到着したら、ご自宅、斎場などへご遺体を搬送します。ご遺体を安置した後、担当者と打ち合わせを行います。
最近では生前から葬儀社を決めている方が増えており、病院が提携する葬儀社に依頼することは少なくなっているといわれています。
◆葬儀社が決まっていない場合
病院が提携する葬儀社を紹介してもらう場合でも、必ず依頼しなければいけないわけではありません。提携の葬儀社に頼まない場合は、ご自身で葬儀社選びを始めます。
病院の受付で葬儀社の一覧表をもらえる場合があります。その場で葬儀社に電話して依頼する、もしくは、もう少し調べて検討したい、いますぐ決められないという場合には、いったん故人をご自宅へ移送してから考えてもよいでしょう。
ご自宅へ移送する場合には、死亡診断書を携行していれば自家用車でも搬送可能です。
しかし通常は、安定した状態で安全に搬送することを考慮して、寝台車を手配します。ご自宅に搬送された後、ご遺体を北枕(宗教・地域による)にして寝かせ、枕飾りをします。病院提携の葬儀社に、病院からご自宅への搬送、遺体安置までのみを依頼することも可能です。その場合には、搬送に要した費用請求が発生します。
事前に葬儀社を決めておらず、病院で紹介された葬儀社に搬送と葬儀を依頼したが、後から「やっぱり別の葬儀社にお願いしたい...」と思った場合でも慌てる必要はありません。
なぜなら、病院で葬儀の詳細を決めるわけではなく、ご遺体をご自宅や会館に搬送した後に詳しい打ち合わせを行うからです。それまでの間に冷静に考え、検討し直すことも十分に可能です。
現在は、ほとんどの葬儀社が何らかのかたちで病院と協力関係を保っていますので、強引な勧誘を警戒する必要はないでしょう。しかしながら、なかにはご自宅へ搬送する間に葬儀を依頼するように迫る葬儀社もあると聞きます。その場合、はっきりと意思表示しましょう。
大切な方を亡くし、頭が真っ白になっているときに様々な事柄を決めなくてはなりません。限られた時間の中で検討し、決断することは精神的にも大変負担がかかります。気持ちの余裕があるうちに、複数の葬儀社を調べたり、見学会・相談会などに参加して、事前に葬儀社・葬儀内容を決めておけると安心ですね。
一柳では、無料の見学会・相談会を毎月開催しています。千種区と天白区に斎場がございますので、ぜひ一度お気軽にお越しください。
(投稿:2023年4月10日)